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レーザクリーニング展示で初めて「必要な人に届いた」と感じた展示会 ― MOBIO「展活」で学んだこと ―

展示会は「呼び込み」ではなく「課題」で人が止まる
― MOBIO「展活」で学んだこと ―

2025年、私たち新免鉄工所は
MOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)が開催する
展示会活用プログラム「展活」に参加しました。

そして今回の展示会で、
これまでとは明らかに違う体験をしました。

それは、

「呼び込みをしなくても人が止まる」

ということです。


展示会には慣れている、つもりでした

正直に言うと、
私たちは展示会の経験が少ないわけではありません。

主要メンバーは前職時代から何度も展示会を経験しており、
いわゆる「展示会慣れ」しているつもりでした。

  • 目立つ展示を考える
  • 来場者のウケを狙う
  • 通路で声をかける

そうした方法で
ブースに人を呼び込む。
展示会とは、
そういうものだと思っていました。

しかし今回の展示では、
それをほとんどやっていません。

呼び込みもしない。
ウケ狙いの演出もしない。

それでも、通路を歩く来場者の方が
自然とブースの前で足を止めてくれました。

そして多くの場合、
最初の会話はこう始まります。

「こういうサビはレーザで落とせますか?」
「この塗膜は剥離できますか?」

つまり、
最初から課題の話になるのです。

これまでの展示会では、
まず製品説明をしてから課題を探ることが多かったのですが、
今回はその順序が逆でした。

この変化は、私たちにとって非常に大きなものでした。


なぜ呼び込みをしなくても人が止まるのか

理由はシンプルでした。

ブースに「お客様の課題」が書いてあるからです。

展活で教えていただいた重要な考え方の一つが

「お客様の課題をブースに反映する」

ということでした。

企業はつい、

  • 技術力
  • 製品スペック
  • 自社の強み

を伝えたくなります。

しかし来場者が探しているのは
それではありません。

来場者が探しているのは

「自分の困りごとを解決してくれる方法」

です。

そのため今回の展示では、
製品説明よりも先に

「こんなことで困っていませんか?」

というメッセージを
ブースに配置しました。

すると通路を歩いている人の視界に
自分の課題が飛び込んできます。

その瞬間、

「これ、自分のことだ」

となり、人は足を止めます。

そして

「これってどういうことですか?」

という会話が自然に生まれる。

展示会とは
「人を集める場所」だと思っていましたが、

今回体感したのは

「課題を見つけた人が立ち止まる場所」

でした。


今回の展示の中心は「タペストリー」

今回の展示で中心になったのが
展活で設計したタペストリーです。

このタペストリーには
いくつか特徴があります。

① まず「お困りごと」を出す

今回の展示では、

  • 製品スペック
  • 技術の説明
  • 自社の強み

よりも先に、

「お客様の困りごと」

をブースに出しました。

すると展示を見た方が

「あ、自分の現場のことだ」

と感じてくださいます。

これまでの展示では
企業側が伝えたいことを中心に
展示を作っていたのかもしれません。

今回の展示ではじめて、

「お客様の視点から展示を作る」

ということの意味を
実感しました。

② 社名を入れていない

今回のタペストリーには
新免鉄工所の社名を最低限しか入れていません。

出展者としては
なかなか勇気がいる判断です。

普通であれば、

  • 会社名
  • ロゴ
  • 製品名

を大きく入れたくなるものです。

しかし展活で言われたのは
とてもシンプルでした。

「お客様は会社を探しているのではない」

お客様が探しているのは
課題の解決方法です。

そのためまず見せるべきなのは
会社名ではなく課題

実際に展示してみると、
社名がなくてもまったく問題はありませんでした。

課題に反応した方がブースに入り、
そこで初めて会社を知っていただく。

そんな自然な流れが生まれていました。

③ 文字は大きく、シンプルに

もう一つ印象的だったのは
文字の使い方です。

これまでの展示では、

  • 情報をたくさん書く
  • 写真をたくさん並べる

ことが良いと思っていました。

しかし今回の展示では、

「遠くから一瞬で理解できること」

を重視しました。

文字は大きく、
メッセージはシンプルに。

適切なフォントやサイズは
展活の中で具体的に教えていただきましたが、

実際に展示してみて感じたのは

「シンプルな展示ほど強い」

ということでした。


私たちが展示会に出る理由

私たちは
レーザクリーニングという技術を
正しく、広く使っていただきたいと思っています。

サビ除去
塗膜剥離
表面処理

これまで当たり前だった方法が
レーザによって大きく変わる可能性があります。

しかしまだ

  • レーザでできることが知られていない
  • 現場の課題と結びついていない

という場面も多くあります。

だからこそ展示会では
技術の説明だけではなく

「課題の提示」

を大切にしています。

それによって
本当に必要としている方に届いているのであれば、
これほど嬉しいことはありません。


MOBIOで成果展示を見ることができます

現在MOBIOでは
展活受講企業の成果展示が行われています。

実際に展示会で使用したタペストリーなども
展示されていますので、ぜひご覧ください。

企画展_「MOBIO展活」企画展2025_02.png

MOBIO展活企画展
開催期間:2026年3月3日~3月30日

https://www.m-osaka.com/jp/whatsnew/detail/006042.html


3月12日「MOBIO-Cafe-Meeting」で発表します

3月12日には
展活の成果発表として

MOBIO-Cafe-Meeting

が開催されます。

企画展_「MOBIO展活」受講企業事例発表2025.png

私たち新免鉄工所も、
今回の展示会で何が変わったのかを
お話しする予定です。

https://www.m-osaka.com/jp/mobio-cafe/detail/006041.html


今回の展活を通して私たちは、

「展示会はセンスではなく設計で成果が変わる」

ということを体感しました。

この機会を作ってくださった
講師の大島さん、そしてMOBIOの皆様に
感謝しています。

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