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Posted on 2026.02.17
このブログの要旨
防食塗装の現場ではこんな声をよく耳にします。
実際、塗膜のはく離(付着不良・はがれ)は素地や塗膜層間からはがれる現象として知られ、原因として次のような複数要因が挙げられます。
つまり、「塗った」こと自体が正しくても仕様が前提としている条件(管理項目)を満たさなければ結果は崩れる----これが実際の現場で起こっていることです。
建築塗装のように"美観"が目的の塗装もありますが、橋梁をはじめとする鋼構造物の防食塗装は目的が違います。求められるのは 長期の防食性能と仕上がり外観です。
そのため弊社新免鉄工所では防食便覧等の仕様に基づく防食塗装を基本にしています。
弊社公式サイトでもブラスト後の厚膜下塗り〜上塗り、さらに 防食便覧・C-5塗装系への対応も明記しています。
防食塗装の膜厚管理は「厚いほど良い」ではありません。
薄すぎても厚すぎても仕様が狙う性能から外れる可能性があります。
薄すぎると起こり得ること
膜厚不足はバリア性不足につながり、腐食リスクが高くなります。膜厚(DFT)は塗装仕様の中で客観管理しやすい要素であり、低DFTは性能低下(腐食リスク増)につながりやすくなります。
厚すぎると起こり得ること(層間剝離等のリスク側)
一方で過大膜厚は不具合リスクを上げてしまいます。
ISO 12944-5:2018 は膜厚管理について 過大膜厚を避けることに注意を促し、最大乾燥膜厚(個々のDFT値)は名目乾燥膜厚(NDFT)の3倍を超えないことを推奨しています。
さらに同規格では、膜厚増加はバリア性を上げる一方であるレベル以上では 機械特性の悪化や 溶剤残留(solvent retention)の増加といった負の影響が起こり得る旨が示されています。
このように膜厚は「厚い/薄い」の一点ではなく、仕様が想定する範囲に入れる"レンジ管理"が重要になります。
現場では気温が違えば同じ塗料でも粘度・作業性・膜厚の出方が変わります。
その変化を吸収するのが攪拌や希釈を含む"塗料状態の管理"です。
例えば希釈調整については
温度-粘度-希釈率の関係(曲線)と塗装時温度に基づき、メーカーの適正粘度になるよう調整する
とされています。
新免鉄工所が「仕様基準の再現性」を達成しやすい理由(本社・千舟工場)
仕様基準は、個人技だけでなく 工程を守れる体制が必要です。
「ちゃんと塗ったのに、なぜはがれる?」
その答えは塗料名だけでなく、仕様が求める前提(素地・膜厚・施工条件)をどれだけ再現できたかにあります。
新免鉄工所では、防食便覧等に基づく防食塗装を基本に、防食便覧・C-5塗装系にも対応し、ブラストから塗装、必要に応じて溶射+塗装(封孔含む)まで、目的に合わせて工程を組み立てます。
次のようなケースは、お気軽にご相談ください。
全国出張での防食工事にも対応しています。
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